新学期間近!!UC Berkeleyで最初のセメスターを乗り越えるコツ。<コミカレから編入の場合>

       
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kanan

Aug.05.2015 - 07:10 pm

コミュニティカレッジからバークレーへの編入が決まった新入生のみなさん、本当におめでとうございます!達成感とともに夏休みを思う存分楽しまれていると思います。

そして気づけばもう8月、夏休み終盤。新しい挑戦に向けてわくわくする反面、不安な気持ちもありますよね。CalSoのオリエンテーションをもう受けられた方もいると思いますが、いまいちわからないことも多いかと思います。

そこで、すこしでも新入生のみなさんの参考になればと思い、初セメスターの乗り越え方を私の経験をふまえて紹介したいと思います!

【簡単な自己紹介】

Political Economy専攻の4年生です。City College of San Franciscoのコミカレから2014年秋に、3年生としてバークレーに編入しました。

バークレー編入時に受講した授業は合計で13 Unitsです。

  • IAS 45 (Survey of World History)
  • ECON 100B (Economic Analysis- Macro)
  • CHINESE 10B (Intermediate Chinese)
 

もう少し詳しい経歴は、はっちすたじおの私のインタビュー記事をご覧ください。

http://ucberkeley.hatchstudioinc.com/archives/1051

 

なぜ、最初のセメスターが大事なの?

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UCバークレーの最初のセメスターは、希望の専攻に入るために重要になってきます。

みなさんも願書を提出された際、希望の専攻を出願されたかと思います。しかし、すべての専攻に当てはまるかどうかわかりませんが、私の知る限り、最初のセメスターの時点ではまだ正式には専攻が確定されていません。

なので専攻を確定するには、最初のセメスター、もしくはその次のセメスターで各専攻のdepartmentに行き、専攻を”declare”しないといけません。とくに人気がある専攻にはGPAなどの厳しい条件があり、誰でも入れるわけではありません。そしてチャンスは一回きり。希望の専攻に入れなかった場合は、次のセメスターで他の専攻に挑戦することになります。

最初のセメスターは一定の成績を取らないと希望の専攻に入れない、というプレッシャーもあり、極度のストレスを感じていたのを覚えています。特にバークレーでの勉強方法を身につけるのに苦労しました。

というわけで今回は、私のようにコミカレからバークレーに編入した新入生が、最初のセメスターを乗り越えるコツを紹介したいと思います。

 

勉強面での対処法

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 photo-image:https://www.flickr.com/photos/aigle_dore/
 

. とにかくGSIのoffice hoursに通い詰める

大抵のクラスにはレクチャーと別でディスカッションセクションがあり、そこでGSI (Graduate Student Instructor) が先生の代わりに授業の内容を更に細かく教えてくれます。宿題の成績もGSIがつけます。また、テスト前にはGSI達がレビューセッションを開いてくれます。

GSIのoffice hoursは最低でも週に一度はあり、私は毎週通い詰めていました (笑)。そこで、ただ行って話を聞くのでなく、あらかじめ「こことここが分かりません」と質問を用意していく事が重要です。

きちんと準備して行けばGSIはリサーチペーパーのトピックを一緒に考えてくれたり、thesis、outlineを確認してくれたりします。もちろん、GSIも忙しいのでたまに適当に見てる感じがしましたが、それは人によると思います 。

GSIとしっかりコミュニケーションを取り、頑張っていることをアピールすれば、親身に助けてもらえることが多いし、成績アップに繋がります。

2. クラスメートとの協力 

私自身、一人で勉強するほうが好きなので、コミュニティカレッジでは一人で黙々と勉強してました。それで問題なくやっていました。

しかし、バークレーではクラスメートと協力して乗り切って行く方がベターだと気づきました。経済の授業のプロブレムセットでは、「あれー、こんなの習ったっけ?」っていうような問題がでてくるし政治経済のリーディングは量も多いので、自分一人でカバーしきれなかった内容などを友達と確認し合います。テスト前にも集まって、リーディングの内容を話し合い、テスト対策を一緒に練ったりしていました。

クラスメートとのコミュニケーションはとても大切なので、恥ずかしがらずにクラスの始めに周りに座っている生徒達と会話し「一緒に勉強しよう」と誘ってみてください。バークレーでは生徒同士の競争が激しいのではと思っていたのですがみんな結構フレンドリーでした 。

3. テスト

「コミカレでの勉強法と同じようにやっていれば好成績がとれるだろう!」編入当初はそう思っていましたが、現実は違いました (笑)。

最初のセメスターではテスト対策の仕方がわからず、苦戦しました。最初のテストでは、悔しくて泣いたのを覚えています。「あんだけ勉強してこの成績?」と自分にがっかりし「自分はここで勉強するには場違いなのでは」とも思いました。みなさんも、もしかしたらそう思うかもしれません。

でも、絶対に無理だと決めつけないでください!ただバークレーに合う正しい勉強法がわかってないだけなのです。コミカレでは「テスト前にノートを見直して、暗記する」という方法でだいたい大丈夫でした。しかし、バークレーでは「習った事をどれだけ応用できるか」が試されます。

たとえば、世界史の授業では、紀元前から現代までの歴史をレクチャーで先生が紹介します。それと同時にリーディングの課題が出され、中国の孔子、ハムラビ、アメリカの奴隷制度、スペイン人によるメキシコ植民地化、キリスト、イスラム、ユダヤ教徒の神話、アフリカやインドの植民地化問題などのストーリーを読みます。レクチャー内容もリーディングも、すべて把握するなんてとてもできない量です。一体テストではどんな問題がでるんだろう、と心配でした。

歴史の授業では年代とイベントを暗記するのが一般的ですが、バークレーのテストはすべてエッセイ問題です。例としては、「宗教は社会にどう影響するか?」「グローバル化によってコミュニティは分裂するか、統合するか?」に対して、リーディングやレクチャーの内容に加えて、最近のニュースを含めて論じていくのです。「暗記」ではなく「考える」ことが必要とされます。

最初のテストから改善点を考え、期末試験ではどんな問題が出るか予想しました。その結果、最初のテストでは何を書いていいのかわからずパニックになっていた私が、期末試験中、すらすらと楽しみながら書ける事ができたのです 。そこにはすっかりバークレーでの勉強に慣れている自分がいました。

4. クラススケジュール

まずは無難に最低必須単位(13)を取るのがベターです。最初のセメスターは専攻に入る事が第一の目標なので、無理はしないでください。専攻に入る為に必要な2クラスに加え、卒業に必要なAmerican Culture (pass/non-passでもok)のクラス、もしくは外国語のクラスが無難です。

ちなみに、私は専攻のクラス2つと中国語のクラスで合計13単位でした。中国語はコミカレ時代から取っていて得意科目なのでだいぶ助かりました。3クラス中、ひとつでもリラックスできる授業を取っているといいと思います。足りない分は、DeCal(生徒が教えている授業。真剣なビジネスプランニングからジブリ鑑賞クラスまでと幅広い。全てpass/non-pass)で1−2単位取るとこともできます。

 

精神面での対処法

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 Photo -image :https://www.flickr.com/photos/aidanmorgan/
 

. まわりと比べない。成績だけにこだわらない。

ここはコミカレではなくバークレー。もちろん天才がごろごろいます。クラスの中でも積極的に先生に質問をし、テストやペーパーでもAを取ってる人もよく目にします。

しかし、バークレーには天才もたくさんいますが、私のように20歳過ぎから本気で勉強を始めた生徒など、多様なバックグラウンドを持った人たちが集まっているのです。「壁にぶつかった」と思うときもありますが、周りも同じなのです。ですから、自分のできなさに落ち込む必要はないのです。私は当初かなり落ち込みましたが (笑)。

バークレーでの最初のテストが終わり、散々な成績で落ち込んでいたときのことです。一年先輩の友達が、私にこう声をかけてくれました。

「競争すべき相手はまわりではなく自分だよ。自分との戦いだよ」

とても勇気づけられましたし、まさにそうだと思いました。

2. 感謝の気持ちを持って、勉強をenjoyする事。

「専攻に無事はいれるか?」「バークレーでやっていけるか?」最初のセメスターは、そんなことが常にプレッシャーになります。

でも考えてみてください。私たちは学ぶ為にここにいるのです。しかも、世界中の優秀な生徒達と一緒に学ぶ機会を得ることができる。苦しいこともあるけれど、それよりもこんな環境にいられることに感謝し、どうせ勉強するなら楽しく勉強したほうがいい。私はそう思います。

「できない」と決めつけたらそこで終わりです。苦しくてももがき続ければ、光は必ず見えてくるのです。バークレーに入れたのだから「他の生徒に負けずにやっていける能力があなたにもある」ということを信じるべきです。

3. 息抜きは必要

最初のセメスターでは「ご飯を食べる時間ももったいない」と思いながらひたすら勉強していました。専攻に入らなきゃというプレッシャーもあったし、最初はテストが上手く行っていませんでした。だから、友達に誘われても「遊んでいる場合じゃない、勉強しよう」と思い、どこにも遊びに行かず、運動もせず、ただ勉強し続けていました。

しかし、バークレーで生き残るにはメリハリが必要だということを徐々に学びました。勉強は時間さえかければ上手くいくとは限りません。数時間ほど運動したり、友達とご飯を食べに行ったりしたほうが、息抜きにもなり効率良く勉強することができると思います。”Study Hard, Play Hard” はバークレー生活においても重要です。

 

さいごに

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Photo-image-https://www.flickr.com/photos/parksjd/
 

バークレーでの最初のセメスターを思い返してみると、今の状況が天国のように思えます。最初のセメスターは本当に辛く、プレッシャーに負けそうになりました。

とくに、政治経済学部に入るのに必要な世界史の授業がたいへんでした。セメスターの初めのころ、GSIに自己紹介をし、留学生なので不安だということを伝え、軽く雑談をしたことがありました。そのとき、GSIは私にこう言いました。

「この授業はドロップしたほうがいい。君は基礎的な事を知らなすぎる。他の専攻を考えてみたら?」

すごく落ち込んで悩みましたが、「まだ始まってないのにあきらめたくない、挑戦したい!」と思い、「ドロップするつもりはありません」とGSIに伝えました。そして毎週しつこいくらいにoffice hoursに通い、最初はだんまりだったディスカッションクラスでも自分から積極的に発言し、アピールしていきました。

その結果、学期の中旬にはGSIに「成長がすごく見えてるよ、がんばって発言してる。」と褒められるようになりました。そしてセメスター終了後、無事に成績の条件をクリアできました。その後、学部に専攻のdeclareをしに行った際、ばったり出くわしたGSIから「おめでとう!頑張ってね。」という言葉をもらい、なんだか達成感でいっぱいでした。最初はいっじわる〜。と思ったGSIでしたが、モチベーションを高めるために言ってくれたのだと思います。

気づけばもう夏休みも終盤。現在取っているサマーコース(Political Economy 101)もファイナルが近づいてきました。そして秋から4年生になります。

「はっちスタジオにもメンバーとして参加したい!」と思ったのも、心に余裕ができたからな気がします。そして、自分が苦労した分、バークレーを夢見るみなさん、そして新入生のみなさんに少しでも為になる情報を発信したい、と強い思いがあったから。

新入生のみなさん、バークレーへようこそ。自分を信じて、頑張ってください!

 
Featured Image-https://www.flickr.com/photos/parksdh/

       

kanan

UC Berkeleyで政治経済を専攻している4年生です。研究テーマは”Globalization and The World Economic System"。アメリカに来るまではプロのクラシックバレエダンサーを目指していました。バークレーで感じた事や少しでも役に立てる情報を発信していきたいと思います^^